少し前まではモバイル機器の修理費用に対する保険などはありませんでしたし、スマホの場合はキャリアの保証サービスに加入するのが当たり前でしたね。
しかし、今では多くの短期保険会社がスマホやモバイル機器の修理費用を補償するモバイル向け保険を販売するようになりました。
そのおかげで、今までよりも安い保険料で修理費用を補償することができるようになり、たくさんのモバイル機器を修理費用の心配をすることなく手軽に利用することができるようになっています。
モバイル機器向けの保険にはどのような種類があるのか、どんな補償内容なのか詳細などを細かく比較してみましたので、これからモバイル保険に加入を検討している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
4つの保険を比較
モバイル機器向け保険
- モバイル保険:さくら少額短期保険株式会社
- モバイル補償:株式会社MRG
- スマホ保険:MYSURANCE(マイシェアランス)
- スマホ保険:justInCase
モバイル機器向けの4つの保険内容を細かく比較してみました。
モバイル保険は1契約で3台まで補償

さくら少額短期保険株式会社のモバイル保険は、月額700円で3台までモバイル機器に補償を付けることができます。
⇒【評判】モバイル保険のさくら少額短期保険は大丈夫か?評判を調べてみた
モバイル機器向けの保険の中でも人気が高い保険なので、現在加入を検討している人は非常に多いのではないでしょうか。
モバイル保険は年間10万円まで修理費用を補償し、免責金なしで何度でも補償を使うことができます。
例えば、スマホの画面が割れてしまって修理で2万円の費用が掛かっても、全額補償金が支払われ、免責金も一切必要ないため実質無料で修理をすることができます。
また、モバイル保険にはキャッシュレスリペアというサービスがあり、モバイル保険の提携店で対象機種の修理を行う場合は、修理費用を全額負担してから補償金の請求をする必要はなく、そのままキャッシュレスで修理費用を補償金から支払うことができるというのもポイントです。
⇒モバイル保険で使えるリペアパートナーは何処にある?営業時間やシステム、価格について
加入できる端末も、スマホやタブレット、ゲーム機、ノートパソコンなど、Wi-Fi接続ができる国内で販売している端末なら何でも保険に入れます。
中古の端末も販売店で3ヵ月以上の保証がついているものなら保険の対象になります。
⇒モバイル保険は中古のiPhoneなどのスマホでも使えるか?
購入から1年以内ならいつでも好きなタイミングで加入することができますよ。
モバイル補償は3つのコースから選べる

モバイル補償には、シンプルコース・スタンダードコース・プレミアムコースの3コースがあり、利用者のニーズに合わせて選ぶことができます。
| シンプルコース | スタンダードコース | プレミアムコース | |
| 月額料金 | 400円 | 600円 | 800円 |
| 補償回数 | 年3回 | 年3回 | 無制限 |
| 年間補償額 | 最大5万円 | 最大10万円 | 最大10万円 |
| 修理 | 最大1万円 | 最大2万円 | 最大3万円 |
| 水濡れ |
最大1万円 |
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| 修理不要 | 最大3万円 | 最大4万円 | 最大5万円 |
| 不てん補期間 |
加入月と次月 |
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| 削減期間 |
不てん補期間終了から3ヵ月は50パーセントが限度額 |
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3つのコースによって年間の補償回数や補償額に違いがあります。
毎月の補償料を抑えたい人はシンプルコース、ある程度修理費用を抑えたい人はスタンダードコース、最新機種や高額機種の補償をしっかりしたい人はプレミアムコースを選ぶのがおすすめです。
ただし、どのコースでも修理費用の補償額の上限が低いという点が気になりますね。
iPhoneなどは修理費用が5万円を超えることもあるので、プレミアムコースでも最大3万円までしか修理費を補償してくれないとなると、モバイル補償だけでは全額保険で修理費用を賄うことはできないケースも出てきます。
また、モバイル補償では、加入した月とその翌月の間に起こった事故については補償されない不てん補期間があります。
さらに、不てん補期間が終了してからも3カ月間は補償額の50パーセントまでしか補償してもらえないため、加入してから5カ月以上が経過しないと、全額の補償を受けることができませんので注意しなくてはなりません。
⇒モバイル保険のモバイルの保証を比較。一番おとくなのはどこだ?
MYSURANCE(マイシェアランス) のスマホ保険は2種類から選択可能

マイシェアランスのスマホ保険は、破損や水濡れ、データ復旧、盗難、紛失などスマホのトラブルをトータルで補償してくれるスタンダードプランと、破損のみを補償するライトプランの2種類から選択できます。
| スタンダードプラン | ライトプラン | |
| 月額料金 | 470円 | 200円 |
| 補償回数 | 無制限 | 無制限 |
| 補償額 | 20万円まで | 10万円まで |
| 自己負担金 | 3,000円 | 3,000円 |
| 保険金 | 破損・水濡れ・故障・データ復旧
最大10万円 |
破損
最大5万円 |
| 盗難・紛失
10万円を上限に、新たに購入した端末代金の50パーセントまで |
対象外 |
スタンダードプランは、スマホが水濡れしたときや故障、データが消失してしまったときにかかった費用を補償してくれます。
1回の事故につき最大10万円まで補償してくれるので、ほとんどの修理は補償金で賄えます。
盗難だけでなく、紛失時も補償対象なのも魅力です。
ライトプランは破損のみが補償されますが、その分月額料金が200円という低価格で修理費用を補償してくれます。
スマホを壊したことがない人や、安いスマホを購入した人が念のため保険に入っておきたいというときにピッタリな保険ですよね。
たったの200円の保険料で壊れても5万円まで補償してくれるので、保険にお金をかけたくない人も安心です。
ただし、どちらのコースでも修理費用のうち3,000円は自己負担金となるため、10万円以内の修理で収まっても毎回必ず3,000円は実費負担となります。
また、修理不能だった場合は検査などにかかった費用は補償してくれますが、それ以外の補償がないため修理不能の全損時は注意が必要です。
justInCaseのスマホ保険はiPhone限定保険

justInCaseのスマホ保険は、スマホの中でもiPhone限定で利用できる保険です。
他の保険と比べると対象機種がかなり限定的ですが、その分iPhoneなら中古のものでも利用できますし、保険料も安く抑えることが可能になっています。
保険料は、iPhoneのシリーズによって異なりますが、最新機種になるほど月額料金が高くなっています。
また、修理時に自己負担として毎回3,500円を払う方法と、修理時に自己負担なしで保険を利用する方法があり、月額料金に差があります。
修理をしたことがあまりない人は、修理時に自己負担金ありで契約すると月額料金を抑えることができるのでおすすめですよ。
頻繁にiPhoneのディスプレイを割ってしまうような人は、毎回3,500円の負担金がかかるのは大変なので、月額100円程度高くはなりますが自己負担金なしで契約したほうが総合的に考えるとお得になります。
また、justInCaseのスマホ保険は3カ月更新の保険ですが、その間に1度も保険を利用せずに継続して加入する場合は、4カ月以降は保険料がさらに30パーセントほど割引になってお得です。
iPhoneの保険だけで考えれば、juseInCaseの保険は非常にリーズナブルな価格で補償も充実しているのでおすすめです。
ただし、ほかのモバイル機器に対しては別の保険に加入しなくてはならないため、所持しているモバイル機器全体で考えるとお得とは言えません。
モバイル機器向けの保険の比較一覧
| モバイル保険 | モバイル補償 | スマホ保険(MYSURANCE) | スマホ保険(justInCase) | ||
| 月額料金 | 700円 | シンプル:400円
スタンダード:600円 プレミアム:800円
|
スタンダード:470円
ライト:200円 |
自己負担なし:467円~1,070円
自己負担あり(3,500円):356円~959円 |
|
| 契約台数 | 1契約3台 | 1契約1台 | 1契約1台 | 1契約1台(iPhoneシリーズのみ) | |
| 年間補償額 | 10万円
副端末は2台合計3万円 |
シンプル:5万円
スタンダード:10万円 プレミアム:10万円 |
スタンダード:20万円
ライト:10万円 |
制限なし | |
| 免責金 | 0円 | 0円 | 3,000円 | 自己負担ありの場合は3,500円 | |
| 補償回数 | 無制限 | シンプル:年3回
スタンダード:年3回 プレミアム:無制限 |
無制限 | 無制限 | |
| 補償内容 | 故障・破損(修理可能な場合) | 最大10万円まで | シンプル:最大1万円まで
スタンダード:最大2万円まで プレミアム:最大3万円まで |
スタンダード:最大10万円まで
ライト:最大5万円まで |
本体購入額まで |
| 水濡れ | 最大10万円まで | 最大1万円まで | スタンダード:最大10万円まで
ライト:最大5万円まで |
本体購入額まで | |
| 全損(修理不能) | 主端末:最大2万5千円
副端末:最大7千5百円 |
シンプル:最大3万円まで
スタンダード:最大4万円まで プレミアム:最大5万円まで |
調査・点検などにかかった調査費用を補償 | 本体購入額の半額まで | |
| 盗難 | 主端末:最大2万5千円
副端末:最大7千5百円 |
対象外 | スタンダード:10万円を上限とした端末かかくの50パーセントまで
ライト:対象外 |
本体購入額の半額まで | |
| 紛失 | 対象外 | 対象外 | スタンダード:10万円を上限とした端末かかくの50パーセントまで
ライト:対象外 |
本体購入額の半額まで | |
おすすめはモバイル保険

4つの保険を細かく比較してきましたが、どの保険に加入するべきか悩んでいるなら、最もお得で利便性が高い保険としてモバイル保険に加入することをおすすめします。
モバイル保険のポイント
- 1契約で3台まで補償できる
- 対象機器が幅広い
- 免責金なし
- 修理不能時も補償
モバイル保険がおすすめな理由は、以上のようなほかの保険にはないメリットがあるからです。
月額700円で3台まで補償されるからお得
モバイル保険は1つの契約で3台まで同時に保険をかけることができます。
例えば、主端末にスマホを登録しておいて、ついでにワイヤレスイヤホンやWi-Fiルーターも保険に入れておくということができますね。
3台入れておけば1台当たりの保険料はたったの234円ということになり、ほかのどの保険よりも安くて補償が充実していることになります。
対象機種が幅広いから自宅にある端末をトータルで補償
モバイル保険の対象機種はゲームやカメラなど幅広い種類が対象になっているため、ほかの保険のようにスマホのみだったり、iPhone限定だったりすることがなく、自宅にあるモバイル機器をトータルで補償することが可能となります。
子供に使わせているゲーム機の破損が心配なら、自分のスマホと一緒にモバイル保険に登録しておくこともできるわけです。
⇒任天堂スイッチ( Switch)の保険ならモバイル保険がおすすめ。スマホもカバーできる
免責金なしで修理不能時も補償
保険を利用しても免責金は一切かからずに何度でも補償金を利用して修理ができますし、修理不能という結果でも最大2万5千円まで補償金が支払われるので、新しい端末を安く購入することもできますね。
モバイル向けの保険を選ぶならさくら少額短期保険のモバイル保険がおすすめ

モバイル向けの保険にはどのような種類があるのか、詳細内容を細かく比較してきました。
保険の中には、保険をあまり負担したくない人のために保険料が安いものもたくさん登場していました。
しかし、保険料が安い分補償金が少なかったり、不てん補期間が発生したり、対象トラブルが限られていたりなど、保険に入っていても限定的なトラブルしか補償対象にならない保険が多くありました。
逆にどんなトラブルもしっかり補償したいという場合だと、保険料の負担はそれなりに高くなり、結局キャリアなどの保証サービスの保険料とさほど変わりない負担になってしまうケースもあります。
モバイル保険なら、月額料金も3台まとめて700円で補償されるため保険料も安くて、他の保険と比べて補償内容も充実しています。
今の時代、スマホ以外に複数のモバイル機器を所持することが当たり前のようになってきましたので、トータルで補償することができるモバイル保険はコスパが高いおすすめの保険と言えるのではないでしょうか。
これからスマホやタブレット、ノートパソコンなどを購入する予定の人は、モバイル保険に加入することを検討してみてくださいね。